猫の皮膚扁平上皮癌(SCC):日光性皮膚炎、耳介切除術と紫外線対策
猫の皮膚扁平上皮癌(SCC / Squamous Cell Carcinoma)は、紫外線(UV)曝露によって引き起こされる猫で最も一般的な皮膚悪性腫瘍です。特に白毛の猫や、耳介・鼻梁・眼瞼などの毛が薄くメラニン色素を持たない部位に好発します。初期の日光性皮膚炎(発赤やフケ)から始まり、徐々にかさぶたを伴う浸潤性潰瘍へと進行し、耳介軟骨や鼻平面を破壊する局所侵襲性の高いがんです。
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このガイドの内容
初期症状と外科的耳介切除術
耳先端の治らないかさぶたや引っかき傷からの出血は要注意サインです。耳介に発生した場合、早期の耳介全切除術(Pinnectomy)により9割以上で根治が期待できます。鼻平面には凍結手術や放射線治療が検討されます。予防には日中の遮光管理と、舐めても安全な酸化亜鉛不使用のペット専用日焼け止めを使用します。
出典・学術的参考文献
- Murphy, S. (2013). Cutaneous squamous cell carcinoma in cats. In Practice, 35(8), 434-444.
- Lana, S. E., et al. (1997). Feline cutaneous squamous cell carcinoma of the pinna and the nose: 85 cases (1980-1991). Journal of the American Animal Hospital Association, 33(4), 329-332.
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