猫の痙攣発作:発作が起きたときの対処法・原因と絶対にやってはいけないこと

愛猫が突然倒れて激しく痙攣する姿を目の当たりにすることは、飼い主にとって非常に強い恐怖とパニックを伴います。全般性発作(大発作)が起きると、猫は意識を失って横倒しになり、四肢をピンと硬直させたりバタバタと激しく自転車を漕ぐように動かします。口から白い泡を吹き、瞳孔が開き、失禁を伴うことも珍しくありません。

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このガイドは獣医師の代わりにはなりません。
痙攣発作を起こした猫に対し、動物病院で緊急の神経学的診察とモニタリングを行う獣医師
写真: Nekolife
このガイドの内容

1. 痙攣発作中の4つの救急ステップ

発作が始まったら、以下の安全手順を守ってください:

  1. 安全な場所の確保: ソファやベッドの上にいる場合は、落下を防ぐため、抱き上げずに毛布ごと床のカーペットの上に滑らせるように移動させます。
  2. 感覚刺激の遮断: 発作中の脳は外部刺激に過敏です。部屋の明かりを暗くし、カーテンを閉め、大声を出さないようにします。
  3. 体を無理に押さえつけない: 揺さぶって起こそうとしたり、顔に冷水をかけたりしてはいけません。
  4. 時計を見る(正確な時間測定): パニックになると30秒が何時間にも感じられます。持続時間が何分何秒だったかが病院での投薬判断に直結します。

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2. 猫の痙攣を引き起こす主な原因

犬とは異なり、原因不明の「特発性てんかん」は猫では比較的少なく、何らかの基礎疾患によって引き起こされる症候性発作が多くを占めます:

  • 中毒性: 犬用のペルメトリン系ノミ駆除薬の誤使用(猫には猛毒)、殺鼠剤、ナメクジ駆除剤(メタアルデヒド)、有毒植物の誤食。
  • 代謝異常: 重度の低血糖(インスリン投与中の糖尿病猫)、肝性脳症、末期腎不全(尿毒症性脳症)。
  • 感染症: 猫伝染性腹膜炎(FIP・神経型)、トキソプラズマ症、クリプトコッカス症。
  • 頭蓋内疾患(高齢猫): 脳腫瘍(髄膜腫など)、脳梗塞、重度の全身性高血圧。

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3. 発作後期(回復期)のケアと注意点

筋肉の痙攣が治まった後、脳の神経伝達物質が正常に戻るまでには数時間かかります:

  • ふらつきと運動失調: お酒に酔ったように足元がおぼつかず、壁や家具に体をぶつけます。
  • 一過性の皮質盲(目が見えない状態): 目の前に手を出してもまばたきをしませんが、数時間で自然に視力は回復します。
  • 激しい空腹や喉の渇き: 全身の筋肉運動で膨大なエネルギーを消費するためです。誤嚥を防ぐため、完全に意識がはっきりしてから少量の水を与えてください。

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4. 緊急で動物病院を受診すべき症状

以下の兆候が見られた場合は、一刻を争う超緊急事態です:

  • 痙攣発作が3分以上連続して止まらない。
  • 24時間以内に2回以上の発作を繰り返す(群発発作)。
  • 駆除薬や化学物質の中毒が疑われる。
  • 痙攣が治まった後も意識が戻らない、あるいは激しい呼吸困難に陥っている。

お近くの動物病院は 救急動物病院検索 からご確認いただけます。

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科学的根拠と参考文献 {#参考文献}

  • Journal of Feline Medicine and Surgery: Feline epilepsy: diagnostic approach and therapeutic management of recurrent seizures.
  • Veterinary Clinics of North America: Small Animal Practice: Feline Seizure Disorders: Etiologies, Status Epilepticus, and Long-Term Anticonvulsant Therapy.
  • ACVIM (American College of Veterinary Internal Medicine): Consensus Statement on Seizure Management in Feline Patients.
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