猫のカビ(皮膚糸状菌症):ウッド灯検査、イトラコナゾール治療と人獣共通予防
猫の皮膚糸状菌症(通称「猫カビ」「白癬」)は、主に糸状真菌Microsporum canisが毛や皮膚の角質に感染して引き起こす浅在性皮膚疾患です。耳介や鼻筋に円形の脱毛斑やフケを生じさせるだけでなく、人にも非常に感染しやすい重要な人獣共通感染症(ズーノーシス)であり、同居する人間(特に子供)に強い痒みを伴う円形の赤い発疹(銭たむし)を形成します。
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このガイドの内容
1. 猫カビの感染経路と人間への感染症状
皮膚のケラチンを栄養源として増殖します。人が感染すると腕や首筋などに中心部が治りかけ辺縁が赤く隆起した円形皮疹が現れ激しく痒みます。
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2. 動物病院での確定診断の手順
暗室でウッド灯を照射して被毛の蛍光反応を確認し、抜去した毛の顕微鏡観察とDTM培地での培地色変化(赤変)で確定します。
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3. イトラコナゾール内服と薬用浴
肝臓への負担が少ないイトラコナゾールを1週間投薬・1週間休薬のパルス療法で投与し、薬用シャンプーで表面の胞子を洗い流します。
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4. 住環境の胞子根絶クリーニング
タオル類は60度以上の温水で洗濯し、猫ベッドを日光消毒、床面は次亜塩素酸ナトリウム液で拭き上げて環境中の胞子を死滅させます。
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出典・学術的参考文献
- Moriello, K. A., et al. (2017). WAVD Guidelines for dermatophytosis. Vet Dermatol, 28(3), 266-e68.
- Frymus, T., et al. (2013). Dermatophytosis in cats: ABCD guidelines. JFMS, 15(7), 598-604.
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