猫カリシウイルス感染症(FCV):症状、口内潰瘍、びっこ(跛行)と治療法

猫カリシウイルス感染症(FCV)は、猫ヘルペスウイルスと並んでいわゆる「猫風邪」の主要病原体となる非常に感染力の強いRNAウイルスです。本感染症の最も典型的な臨床徴候は、舌の表面や上あご(硬口蓋)に生じる激しい痛みを伴う口腔内潰瘍であり、大量の流涎(よだれ)と食欲廃絶を引き起こし、子猫では一過性の関節炎(跛行症候群)を呈することもあります。

出典

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このガイドは獣医師の代わりにはなりません。夜間・救急動物病院
猫カリシウイルスによる口腔内潰瘍の獣医師による診察風景
Foto: Nekolife
このガイドの内容

1. カリシウイルスの感染経路と環境抵抗性

エンベロープを持たないためアルコール消毒に強く、環境中で数週間生存します。くしゃみの飛沫や食器の共有で容易に伝播します。

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2. 口腔潰瘍から跛行までの主な症状

口から糸を引くよだれ、舌の赤いただれ、くしゃみ、発熱、子猫が痛がって足を浮かす一過性関節炎がみられます。

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3. 動物病院での対症療法と看護

痛みを抑える麻薬系鎮痛薬、においを強めた人肌温度のウェットフード、2日以上食べない場合の経食道カテーテル給餌を実施します。

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4. ワクチンと家庭での消毒法

コアワクチンで重症化を防ぎます。消毒には一般的な除菌スプレーではなく、次亜塩素酸ナトリウム希釈液を使用します。

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出典・学術的参考文献

  • Radford, A. D., et al. (2007). Feline calicivirus. Vet Res, 38(2), 319-335.
  • ABCD Guidelines (2022). Feline Calicivirus. ABCDcatvets.org.
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